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ホロライブ運営カバー株式会社の権利行使がメチャクチャすぎる

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皆さん、Lumendatabaseというものをご存じでしょうか。
アメリカのIT企業に対して著作権等の権利を行使した場合、こちらに公開されます。

Youtubeに削除申請などを出した場合もここに掲載されます(検索性能が悪すぎるので、特定のものを見つけるのは結構大変だけど)

先日、このデータベースを検索していたら、ホロライブ運営のカバー株式会社が行使した、以下のような権利の記録を見つけました



SENDER
九島愛, カバー株式会社
on behalf of カバー株式会社

DESCRIPTION OF ALLEGEDLY INFRINGED MARK
動画タイトルにて弊社商標物である「Hololive」の表記あり 弊社商標物と関係性がない動画であるため、許可されていない使用です 当該動画タイトル「KORONE DID AN UNBELIEVABLE THING. HOW DARE SHE (hololive japanese vtuber)」 Infringement type: video

https://www.lumendatabase.org/notices/25165724



動画タイトルを検索してみると、以下の動画があることが分かります。
KORONE DID AN UNBELIEVABLE THING. HOW DARE SHE (hololive japanese vtuber)
https://www.youtube.com/watch?v=dDw9rsuwx8s

ハイパーリンクは張らないでおきますが、ホロ所属の某VTuberさんの中の人に顔が似ている人が音楽に合わせて踊っている動画です。


で、これに削除申請しているのですが、その理由が「動画タイトルに『Hololive』」とあるから。タイトルに商標物を勝手に使っている!というもの。


めちゃくちゃだろう。
動画のタイトルに「ホロライブ」と入っていたら商標権を犯しているというのなら、Youtubeにホロライブを話題にした動画を出すこともできない。ブログに記事を書くこともできない。もちろん、このブログのこの記事も許可なんかとっていない。


ちなみに
カバー 九鳥愛で上記のデータベースを検索したら同じような理由で削除申請を他にも出しているのが分かる。

例えば以下のようなものである

SENDER
九島愛, カバー株式会社
on behalf of カバー株式会社

DESCRIPTION OF ALLEGEDLY INFRINGED MARK
動画タイトルにおける商標登録文言の使用。 以下、商標登録情報ページとなります。 ◆商標出願・登録情報 赤井はあと 登録[REDACTED] https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2[REDACTED]31/F638FDEE374873ABED2E4EE6B4FEAB444878F62A5D4E[REDACTED]DF2D25E061BA0/40/ja Infringement type: video

https://www.lumendatabase.org/notices/25237938




もちろん、商標権や不正競争防止法で、ホロライブ、Hololiveという名称やvtuberの名称の権利をカバーが保有することは法的に保護されている。されてはいるが、まさか動画のタイトルに使うななんていう権利があるとは思えない。


まあ、かろうじて擁護するならば、勝手に中の人の動画を公開してそこに「hololive」という名称をつけているのだから、陰湿な動画ではあることは間違いないだろうし、営業上の名称を使った権利の侵害だと言えなくもないだろうが、だからってタイトルに名称を使っているのが権利侵害という主張は筋違いだ。


だからだろうか、「KORONE DID AN UNBELIEVABLE THING. HOW DARE SHE (hololive japanese vtuber)」は2021年4月3日投稿、上記の権利行使は2021年9月17日なのに、まだ該当の動画は消えずに残っている。
申請が通らなかったか、異議申し立てが認められて拒否されたものと思われる。



もちろん悪質な動画や誹謗中傷はいっぱいあるだろうが、なんでもかんでも権利行使すりゃいいってもんじゃないということは分かってもらいたいものだ。

民間の判例データベース4社のうち、どれが一番使いやすいか

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判例を収集・収録して検索できるようにしているサービスはいくつかありますが、以下の4つが代表的です。

Westlaw Japan
D1-Law.com
判例秘書
TKCローラーブラリー(LEX/DB)

どれも数十万以上の判例を収録しており、毎週のように新規収録の判例を公開しています。

私のおすすめはTKCローラーブラリー(LEX/DB)です。

理由:
弁護士名で検索可能(判例秘書はできない)
文中の固有名詞が個人名以外は伏せられてない(ウエストロージャパンはところどころの固有名詞が伏字になっている)
検索がしやすくて軽い
毎週金曜に「新着判例」という欄が更新されて、新たに要旨を追加した判例が数百個紹介されている。とりあえずここをチェックしておけば取りこぼしはないという安心感がある



第2位は
D1-Law.comですね。
判決文中に引用された別の判例のリンクが張ってあったりしてたどるのに便利です。判例以外に法令体形もあったりするので、研究者向けという意味では一番良いのではないでしょうか。


判例秘書は基本サービスだけなら一番安いのと、無料トライアルがあるのは良いと思います


Westlaw Japanは私の探した領域ではあまり収録数は多くありませんでしたが、たまに他の3社にはないような、マニアックな地裁の判例が載ってたりします。



どれもそれなりの料金がしますが、図書館では無料で利用できるサービスが提供されていることもあるので、ぜひお近くの図書館を調べてみてください。
私はお金がつきたので今後はたまに図書館で利用するだけにします。

Telegramすら使わない日本のアングラコミュニティ

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少し前に、ホロアン倶楽部というコミュニティが話題となった。

潜入「ホロアン倶楽部」-ホロライブ炎上語録botとTHE FIRST TAKE

詳細は上の記事を読んでもらいたいが、ようするにホロライブの熱烈なアンチが集って度を越したアンチ活動を行っていたとのことである。
それはひどい、で終わらせても良いのだが、気になったのが彼らの拠点がdiscordサーバーだったことだ。

いや、そんなやばいことするならテレグラム(Telegram)くらい使えよと思うのだが、どうもこの国はそういうプライバシー保護(という名の元に法的措置を拒絶する)サービスへのアンテナが異常に低いのである。

個人情報保護意識の高い欧米や、政治的弾圧のある発展途上国だと、プライバシーの保護を死活問題として考えるのでこの点への感度が高いのだが、日本人はそういう意識が全く生まれないのである。
なんとなくここは国民性の違いのようなものが現れてるような気がしてならない。


思ったより話が広い方面へ展開できなかったのでこの記事はここで終わる。

裁判所の判決を探す方法まとめ

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私は夢月ロアさんの裁判を探して失敗しました。
ですが、その過程で得られたノウハウは相当なものです。このまま忘れてしまうのも惜しいので、ここで共有しておきたい。


裁判所の判決の探し方



1 判例データベースから探す

普通に判例を収録しているサイトから探すという手法です。


〆枷十蠅HP・無料データベースの判例検索を使う
〆枷十蠅糧塾禪〆システム
公式の判例データベースですが、あまり収録数は多くありません。時々、ここに全ての判例が載っていると思っている人を見かけますが、実際は全体の数パーセントしか掲載されていないと言われています。ただし知財高裁と最高裁の判決は全て載っていると思います。
とはいえ、公式なので載るときはどこよりも早く載りますので、チェックしておいて損はないかと。

裁判所判例Watchというサイトは公式HPにその日に掲載された判例を全てクロールしているみたいなので、日々のチェックに便利です。

知財事件は以下のサイトでもまとめられています
https://ipforce.jp/Hanketsu

https://tyosaku.hanrei.jp/



¬唄屬糧塾礇如璽織戞璽垢鮖箸

こちらの方が公式より充実しています。
具体的には、

Westlaw Japan
D1-Law.com
判例秘書
TKCローラーブラリー

が代表格で、公式HPにはない数万件から数十万件の判例が収録されています。
登録して「VTuber」とかで検索したら、関連する判例がヒットします。「ああ、この人よくアンチを開示してるな・・・・」とか分かってちょっと面白い。

難点は、利用価格が高いこと。そもそも弁護士等が業務で使うことが想定されているので、個人がちょこっと利用できる価格ではないです。
ただし判例秘書とD1-Law.comは東京都立図書館で利用者登録してオンライン利用を予約し、来館すれば1時間だけ無料で利用できます。
https://www.library.metro.tokyo.lg.jp/search/service/online_database/

どうしても見たい判決がある場合はこれを利用すればよいかと思います。
なお、判例秘書の方は当事者名や代理人(弁護士)名では検索できません。D1-Law.comとTKCでは可能です。Westlaw Japanは知りません。
D1-Law.comは判決文を掲載していない事件についても事件番号と事件名だけは書き残していることもあるので、おおよその当たりがついている時には一番いいかと思います。

これらのデータベースでは毎日(?)あらたな判決が追加されていきます。その中には一年以上前の事件が追加されることもあり、どういう方式で運営しているのは分かりませんが、夢月ロアさんの件が今後追加される可能性もなくはありません。

ですが今現在では存在しませんでした。


 その他のデータベース

私自身が確認したわけではないですが、他人から紹介されたので書いてみます。
知財提訴データベースというサイトは東京地裁、大阪地裁、知財高裁の知的財産事件についてかなり網羅されており、判決が下りる前の事件についても収録されているそうです。

商事法務ポータルも毎日のビジネス関連の開廷情報を載せているようです。ただしこちらも業務用なのでお値段はそれなりです。



2 裁判所の閲覧制度を利用する

ちなみに、裁判所の記録閲覧室というところにいけば判決は閲覧することができます。
ただし事件番号が必要です。あるいは原告と被告の名前が分かれば事件番号は調べてくれるという話も聞きましたが、事実かは未確認です。(大昔に刑事事件について問い合わせたときは、被告人の名前と事件名で次回の公判日時を教えてくれました。民事事件について同じかは分からないが、少なくとも、原告名もないとだめだと思う)
職員に「こういう判決のニュースあったからどの事件か教えて」みたいな聞き方しても教えてくれませんし、弁護士の名前から調べてくれたりもしません。調べるのは全部自分で事前にやっておく必要があります。
事件番号が分かったら、その判決を出した裁判所の記録閲覧室東京地裁なら14階にある)にいって、申し込み用紙に必要事項を書いて、押印して、提出したら職員が判決資料を用意してくれます。申込用紙には自分の個人情報を書く必要がありますし、本人確認のために身分証を見せる必要があるので注意。
この判決資料の用意には時間がかかります。数時間かかることもあれば、半日かかるので別の日に来てもらうもあることもあると言われます。
1日つぶれることは覚悟しましょう。電話番号を書けば、準備ができ次第電話してくれます。あとは閲覧室で読むだけです。コピーを取っていいのは関係者だけです。ただし第三者でも自分でメモを取ることは可能です。

図書館みたいに親切で洗練されたサービスではないんで、ちょっと遅いし窮屈ですが、まあ、使いかたは行けば分かると思います。

で、ロアさんの事件は事件番号が分からないしロアさんの実名も不明なのでなのでこの手法は使えませんでした。
開示請求訴訟については判決の日付も被告も弁護士の名前も分かってるんですけどね。それだけじゃだめでした。


3 法廷以外のところで権利行使していないか

法廷以外の場所で権利行使が行われれば、その痕跡が残ることもあります。
例えばアメリカでネット関係で著作権を行使することはDMCAと言われますが、DMCAが行われた場合はLumendatabaseというサイトに記録されます。

例えば、以下はAnycolor社がGoogleに対して行った著作権行使の記録です

SENDER
ANYCOLOR株式会社
[Private]
JP
Sent on September 09, 2022
COUNTRY: JP 🇯🇵

NOTICE TYPE:DMCA

DESCRIPTION
当社に本年5月31日まで所属していたタレント「メリッサ・キンレンカ」が在籍時にYouTubeに投稿したオリジナルの楽曲動画及びカバー動画のデータが以下にて無断で公開されている。

https://www.lumendatabase.org/notices/28738930



Google検索結果に対する申請、Youtubeに対する申請、Twitterに対する申請など、多くの情報がこのデータベースに残っています。
もしこれらのサイトに何らかの権利行使した場合、このデータベースに何らかの痕跡が残っている可能性はあります。

司法の命令による削除の場合は「Court Order」というTPICになり、そこに判決文が添付されていることがあります。ここに痕跡が残っていないか探してみる

難点

ただしこのサイト、難点だらけです。ちょっと使ってみたらすぐ分かる
まず検索の精度が微妙。ワードと全然関係ない結果も表示される。しょっちゅう画像認証が入るのもうざいし、あまり何度も検索しているとすぐ接続しすぎでエラーがでます。日付順にソートしても100件以降はAPI限定だったり、検索システムとしては出来が悪すぎます。
請求者(Sender)の名前の欄も非表示設定されることが多く、「あの削除申請について探そう」と思ってローラーしてもあまり見つからないです。
ロアさんはGoogleに対して開示請求をしていることが弁護士のツイートから判明しているので、その記録もどこかにあるのではないかと思って探しましたが見つかりませんでした。




あと、Google透明性レポートというのもあり、Googleの検索結果に対して著作権侵害による申し立てが行われた場合、その情報は開示されます
https://transparencyreport.google.com/copyright/overview?hl=ja
まんなかの「データを探す」の欄に、適当な会社名とかサイトのドメインとか入れたら情報が見られます。有名アフィブログとかはよくゲーム会社に除外申請を受けていることが分かります。



4 傍聴専門家の人の発信情報

東京地裁には毎日のように出向いて、裁判の開廷表を閲覧して、社会的インパクトのありそうな事件があれば傍聴する、プロみたいな人が何人かいます。

具体的には山口三尊氏のブログ
や、地裁でひっそり/開示請求@chisaidehissori 氏など。

彼らのブログやTwitterを関連ワードで検索して、目当ての情報が書かれていないか調べるのは有効な手段です。
サイト検索はGoogleで「site:サイトのURL 検索ワード」で検索できます。
Twitterの場合はTwitter内で「from:アカウントID 検索ワード」で。

弁護士名や裁判官名まで記載していることもあるので、かなり使えます。


夢月ロアさんの代理人である小沢一仁先生や、開示請求訴訟を担当した飯塚謙裁判官の名前も見つかりました。
ただしロアさんの裁判についての情報はありませんでした。



5 検索しまくる

「東京地判 令和〇年 (ワ) 〇〇〇号 発信者情報開示請求」みたいに、それっぽいワードで検索しまくったら、判決情報がヒットすることもあります。
GoogleでだめならBing、DuckDuckgoなども利用します。

まあ、こんなんで見つかるならとっくにどこかのデータベースには載っているとは思いますが、ときどきヤバめな人のブログが見つかったりしてちょっと面白い。


6 本人にDM等で聞く、

判決について知っている人や情報を持ってそうな人、あるいは当事者の人にDMやメール等で聞くという方法もあります。
これで教えてくれたら苦労して調べるまでもなく一発です。
ですがまあ、教えてくれないよね。そう簡単には。



7 最終手段 毎日地裁に通う

これは判決ではなく継続中の事件の探し方ですが、最期の手段として、毎日地裁に通うというものがあります。
東京地裁の入口付近には開廷表が備え付けられており、その日に開廷する全事件が掲載されています。
事件数は日によって違いますが、だいたい地裁の民事だけで2〜300件です。全部チェックしようと思えば15分くらいでできる。
総当たりして、それっぽい事件を探します。民事事件の開廷は1ヶ月に1回、弁論準備手続きは非公開ですが、それを入れても2か月に1回は目当ての事件が開廷されているはずです。

どうやって目当ての事件の目星をつけるのか?
そのためには探している事件の特徴を絞り込んでいく必要があります。
原告名と被告名は何か、分からなければ男性か女性か、閲覧制限はかけそうか、かけないか、どんな請求をしているのか、訴訟を起こした時期からだいたいの事件番号を推測してみる、など。

閲覧制限がかかっていても原告:閲覧制限となるだけで開廷の事実自体は開廷表にあります。

そしてそれっぽい事件があれば事件番号、開廷される法廷をメモして(撮影は禁止)、できれば傍聴します。

ところで、傍聴は途中でも入退室できると聞いていましたが、私がとある事件を傍聴しようとした際には、10分前に法廷に向かったのに鍵をかけられていて入れないことがありました。あれはなんだったのか分かりません。もしかしたら非公開の法廷だったのかもしれないし、当事者が集まったら傍聴人なんか待たずに初めてしまうのかもしれない。ともあれそういうこともあったので、どうしても傍聴したいならかなり早めに法廷に行った方がいいかもしれません

民事事件は傍聴しても何をやっているのはよくわかりませんが、目当ての事件の傍聴ができれば確定させることができると思います。








でもストーカーでもないのに

そんな毎日通えねえよ






というわけであまり実効性のある手段ではないです。毎日いくつも開廷される事件があるので目星をつけるだけでも困難なことだと思います。
ちなみに過去の開廷表は非公開のようです。あくまでみられるのは当日だけ。

なお、法廷には弁護士は来ても当事者は来ないことが多いし、最近はオンライン会議で裁判をやるのでストーカーの人が通い詰めても当事者に会うことはできないので無駄骨だと思います。





終わりに


私が用いた手法はだいたい以上のようなものでした。
結果は失敗でしたが、今後も何かの判決を探す機会があれば活用しようと思います。


その後、ブログでロアさんの事件について情報提供を呼びかけましたが、一件もまともな情報は来ません。
諦めきれない気持ちですが、いつまでも時間を使ってられないのでそろそろ辞めます。




何か情報があったら教えてください

メール
nijisanji@gazeta.pl

TwitterのDM
@WakuWakuVtuber
https://twitter.com/WakuWakuVtuber


ここ3日間でAnycolorが原告の裁判はなかったのだが

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先ほど、Anycolorから以下のような発表があった




当社及び当社所属ライバーに対する「荒らし」行為について

日頃よりバーチャルライバーグループ「にじさんじ」を応援いただき、誠にありがとうございます。
ANYCOLOR株式会社(以下「当社」といいます。)では、当社所属ライバーに対する誹謗中傷行為の一類型として、いわゆる「荒らし」行為に対する対応を進めております。

この度、当社は、SNSサービスである「Twitter」上で、当社及び当社所属ライバーに関連するハッシュタグを付し(当社所属ライバーの名称をツイート文中に掲載することを含みます。)、または、当社所属ライバーのビジュアルを利用した画像や動画を添付したうえで、他人を不快にさせるグロテスクな画像等を投稿しているアカウントの運営者に関して、発信者情報開示請求訴訟を提起し、当社の主張が認められその情報の開示の裁判が下りましたことを報告いたします

当社は、同発信者情報を保有するプロバイダからその情報の提供を受け次第、同運営者に対する営業権侵害等を理由とする損害賠償の請求及び業務妨害を理由とする警察への告訴等の法的対応を実施することを検討しております。

また、現時点においても、当社は、当社及び当社所属ライバーに対する同種の「荒らし」行為の存在を確認しております。

当社としては、純粋に当社所属ライバーを応援してくださっているファンの皆様が当社コンテンツをお楽しみいただくことを妨害する「荒らし」行為を決して看過いたしません。

つきましては、これらの「荒らし」行為を行っているSNSアカウントの運営者に対しては、上記と同様の法的対応を実施いたしますことを、改めて宣明いたします。
https://www.anycolor.co.jp/news/62mreeo90qv




つまりえにからは荒らしに対する発信者情報開示請求訴訟を行い、勝訴したわけである。
被告がTwitter社なのかプロバイダなのかこの文面だとよく分からないけどね。もしTwitter社だとしたら、ここから先さらにプロバイダに開示請求しなきゃならないかもしれない。

まあ、それはいいのだが、ちょっと気になることがあった。
私はこの3日間、毎日東京地裁に通っている

別にvtuberとかロアさんの件とは関係ない、私用である。
そして、用件のついでに備え付けの開廷表(誰でも見られる)を見て、なんかVtuberっぽい事件ないかなぁ〜と思って探していたわけである。
その開廷表には、当日に東京地裁が行われる全事件が載っている。

で、その中に原告がAnycolorの事件はなかった

なんでじゃ。判決が下りたんじゃないんかい、じゃあどこかにはあったはずじゃないかと思うわけである。


名前がなかった理由として考えられるものとしては、以下のものが考えられる。


 “酬萋はこの3日間ではなかった

私が東京地裁に通ったのはこの3日間だけである。もちろんそれ以前にえにから社の勝訴判決が出ていた可能性はある。例え地裁で判決が出ても、控訴期限の14日間をすぎなくては判決は確定しない。それを待ってからこの発表を行った可能性はある。

ただし、東京地裁には毎日通って重要事件等をピックアップしている傍聴マニアのような人が複数いて、彼らは重要そうな判決は漏らさずチェックしている。私はロアさんの裁判を調べるために彼らの発信した情報をかなり調べたが、Anycolorが裁判を起こしているとの情報は出ていなかった。
もちろん、その人らだって全てを網羅しているわけではないので、Anycolorのことを知らずにスルーしていた可能性だってなくはないが。ただしホロライブ関連の訴訟はしっかりと見つけられている。


◆‥豕地裁立川支部(ビジネスコート)で行った

本部ではなく支部での訴訟だったのではないかということである。
だがこれもなさそうだ。私はロアさんの裁判を調べるにあたって、ビジネスコートの情報を網羅したデータベースにも登録したがAnycolorの名前はなかった(カバーはあった)。
また、この件は営業妨害事件なので、知的財産事件を扱う立川支部の管轄ではないだろうと思われる。



 そもそも東京地裁ではなかった

これはないだろう.。Twitter社相手の訴訟だし、えにからの本拠地だって東京である。



ぁ〆枷修鳳寨制限をかけていた

こうであってほしくはないんだが、あり得そうである。
民事訴訟法第92条2項には、「訴訟記録中に当事者が保有する営業秘密(不正競争防止法第2条第6項に規定する営業秘密をいう。第132条の2第1項第三号及び第2項において同じ。)が記載され、又は記録されている」場合は、裁判記録の一部を「閲覧制限」させることができる制度がある。
閲覧制限があっても開廷表には載るし、傍聴もできるが、当事者名は「閲覧制限」となる。

そして、メモは取らなかったが、私の記憶では、この3日間に見た開廷表の中に、確か発信者情報開示請求事件で、「原告名:閲覧制限 被告名:Twitter.inc」とか、「原告名:閲覧制限 被告名:プロバイダの〇〇」となっている事件で、判決言い渡しのものが1、2個あったような気がするんだよな。
もしかしたらそのなかに、えにからが原告の事件があった可能性もなくはないわけである。

そうであってほしくない

いやだってさ、この秘匿制度ってそれが暴露されたら困る人や企業がやるわけじゃん。荒らしのツイートなんて別に公判で披露されたってどうなるわけでもないし。ましてや時価総額1000億円を超える上場企業の関わる裁判で閲覧制限なんて通るとはちょっと思い難いのである。社会的地位のある存在なんだから、法的措置を取るんなら公共の利害の関わる事項として取り扱って欲しいので閲覧制限なんてかけんで欲しいと思うわけである。
じゃなきゃ金のある企業が資力にまかせてスラップ訴訟とか起こし放題になる。
判例データベースでも、裁判所のHPでも、判決文中の個人名は公開される際にAとかBとかのアルファベットにされて実質非公開になるが、法人名は普通に公開されるのが通例である。あまり法人名を隠すというのは聞いたことがない。



まあ、もちろんどれが原因かは分からないが、たぶん、傍聴マニアに見逃されてるだけで普通に東京地裁の過去のどこかにあったというのが正解な気がする。
事件番号とか公開してくれないかな、という願いもある。


判例が公開されなかったらどういう事例が開示に値すると裁判所が考えたかの情報も得られないので、将来に向かっての判断基準を得ることはできない。つまりエニカラの広報は荒らしに対する威嚇と、裁判に勝ちましたというアピールにしかならないわけである。
万人に無料で公開しろとまでは言わないけど、判例集に判決文の提供くらいはしてほしいものである。いつか判例データベースに掲載されることを望んでいる。






追記:
ビジネスコートは立川支部ではなく中目黒支部であった。
私はアホである。
だがどちらにしろ、Twitter社相手の裁判の管轄は立川支部ではないと思う

vtuberに関する名誉棄損等の判決は多数出ているけど判例検索には引っかからない

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夢月ロアさんの裁判の判決文を探しても見つからないので、ネットで検索してみたところ、Vtuberに関する訴訟と判決は我々が思っているよりも多数存在することが判明しました。


VTUBERと名誉毀損――メタバースに関する法律問題の一部を考える

Vtuberを巡る法律問題


上記のサイトから孫引きします



Vtuberに対する名誉感情侵害を認めた事例(令和3年4月26日東京地裁判決(発信者情報開示請求事件))
東京地判令和3年4月26日は、「片親だから」、「オヤナシだから」、「母親が居ないから」などと、Vtuberとしての行動を原告の生育環境と結びつける形で批判する投稿について、生育環境と結びつけてまで原告を批判する本件各投稿は、単なるマナー違反等を批判する内容とは異なり、社会通念上許される限度を超えて原告を侮辱するものとして、その名誉感情を侵害することが明らかというべきであるとした(注11)。



Vtuber相手だからといって言ってよいことと悪いことがあるということでしょうね。
当たり前といえば当たり前ですが。
あくまで開示請求なので名誉棄損に対する直接の先例になるかは分かりませんが。



一方で、キャラ設定と合致している誹謗中傷に関しては認めていない判決もある模様。

 これに対し、上記東京地判令和3年6月8日は、「Cてまじで慢心すごいわ 成金の品のなさ出てるな」というVtuberに対する掲示板での批判について、(中略)
「配信動画に限らず、芸術・芸能作品に対する批評は最大限保障されるべきであることはいうまでもなく、かつ、不特定又は多数である社会一般に作品を提供する者は、その帰結として肯定的・否定的な批評を受けること自体は当然甘受すべきものであるから、その批評が人身攻撃に及ぶなど批評(意見ないし論評)の域を逸脱しているなどの場合を除き、不法行為を構成するとはいえない」
(中略)
当該Vtuberは「宝石、宝、お金が大好きで、海賊になって宝を探すのが夢。」とのキャラ設定を自ら行い、高級な食事のエピソードを配信動画のテーマとするなどしているのであるから、「慢心」「成金」「品がない」などの感想を一部の者が抱くことはあり得ることであって、その表現も、原告に対し否定的ではあるものの、対象者個人の具体的なエピソードや家庭環境などをもとに人格攻撃しているものとも解されないから、表現者として作品を提供する原告として受忍すべき限度の範囲内にあるというべきであるとした。



こうしてみるとあんまり偉そうな設定にすると誹謗中傷されても認められにくいという妙なことにもなりそう。
まあ、大勢の前に姿を現して表現する芸能人なので、多少の悪口は受忍すべきであるという、普通の理論を言っているだけかもしれません。vtuberだからとか関係ないかもしれん。





Vtuberの中の人の氏名や年齢をインターネットに投稿した行為をプライバシー権の侵害と判断した事例(令和2年12月22日東京地裁判決(発信者情報開示請求事件))

「本名や年齢は個人を特定するための基本的な情報であるところ,インターネット上で本名や年齢をあえて公開せずにハンドルネーム等を用いて活動する者にとって,これらの情報は一般に公開を望まない私生活上の事柄であると解することができるから,本件投稿は原告のプライバシーを侵害するものであったと認められる」



中の人のことを気軽に投稿するのもよくないかもしれませんね。あくまで営業妨害ではなくプライバシーの侵害としても構成されているのようですが。別にvtuberじゃなくてもそれらの情報はプライバシーであることに変わりはないのでこっちもそんなに関係ない気がする。




社外秘であるVtuberの中の人の音声データURLを一般公開した行為が営業権を侵害すると判断された事例 [裁判例] 令和 3年 9月 9日東京地裁判決(発信者情報開示請求事件)

これは文字通りなので引用はしません。
こちらはvtuber個人だけではなく事務所の業務に対する妨害という構成っぽいですね。




こうしてみるとvtuber相手でも名誉棄損は成立しますが、普通に芸名で活動している芸能人や有名人と同じように処理されているような印象を受けます。
つまりは多少の悪口は受忍しなくてはいけないけど、度をすぎたらいかんよということかな。



ただこれらの事件って無料の判例検索で検索しても出てこないんですよね。有料の判例検索サービス使わないとない。
ウェストロージャパンというところと契約したら見られるっぽいです。夢月ロアさんの判例もそこに載っているのですかね?
あと、開示請求はあっても本裁判の判決が少ないような気がしますが、損害賠償請求された時点で払ってしまうか、和解してしまうのでしょうね。どこかで最高裁まで争うような事例があってもいいと思いますが。



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